
のどがひらく、呼吸がひらく1分ヨガ
あなたらしく輝くためのkimi ヨガメソッド

200万DLを突破した大ヒットアプリ「寝たまんまヨガ」発案者。養成コース開発、ディレクション、指導者として活躍。著書に「いちばんよくわかるYOGAポーズ全集」他多数。
こんにちは!キミです。
10月の空気は澄んでいるようでいて、朝晩は冷え込み、日中はまだ蒸し暑さが残る…そんな揺らぎの季節。気づかないうちに呼吸も浅くなり、体も心も疲れを感じやすくなります。
鎖骨には、胸鎖乳突筋、斜角筋群といった呼吸を支える大切な筋肉がつながっています。また、これらの筋肉は、自律神経を整えるのにも一役買っています。この部分が固まると胸の広がりが妨げられ、酸素をしっかり取り込めなくなってしまうのです。
ということで、今回は、のどをひらいて呼吸をひらく1分ヨガの紹介です。
小さな動作ですが、鎖骨まわりがやわらぐと胸は自然にひらき、深い呼吸へと導かれます。さらに、上を向いたときに舌を上へ伸ばすことで、首や舌の筋肉もほどけ、呼吸の通り道がふわっと広がります。
季節の変わり目にこそ取り入れたい、簡単で効果的なセルフケアです。
のどがひらく、呼吸がひらく

1)椅子に腰かけ、背筋を自然に伸ばします。

2)手のひらを鎖骨から胸にあて、もう一方の手のひらを重ねます。鎖骨と胸骨を軽く押さえながら下ろします。

※この時に、ゆっくりと左右に首を傾けて、それぞれ1呼吸しても気持ちよいです。

3)そのまま舌を上に伸ばして深く1呼吸します。首から舌の奥まで、筋肉がじんわりとゆるむのを感じられます。

4)終わったら手をほどき、自然な呼吸に戻ります。瞼を閉じて、首からのど、顔まで緩んだ効果をじんわりと味わいましょう。
1分もかからない、このヨガで驚くほど、のどや首、顔がリラックスします。深い呼吸は、心の落ち着きや集中力の回復にもつながります。
のどが開くことで、人に伝える力も向上します。のどをひらくこのセルフケアを、朝のリフレッシュや夜のリセットの習慣にしてみませんか?小さなケアの積み重ねが、やがて大きなやすらぎとなって広がります。
どうぞ、胸いっぱいに秋を抱きしめてください。