
加齢へのまなざしを変える、ヨガ哲学の視点
あなたらしく輝くためのkimi ヨガメソッド

200万DLを突破した大ヒットアプリ「寝たまんまヨガ」発案者。養成コース開発、ディレクション、指導者として活躍。著書に「いちばんよくわかるYOGAポーズ全集」他多数。
こんにちは!キミです。
しっとりと雨に濡れた紫陽花が色づく6月。自然は年齢を気にせず、その時その時に咲く花を咲かせています。それでも、私たちはふとした瞬間、数字という概念に心を曇らせてしまいませんか?鏡に映る変化や、誰かの何気ない言葉にため息をつくこともあるかもしれません。

ヨガの哲学には、「非暴力」という教えがあります。それは他者を傷つけないことに加え、自分自身に対しても優しくあることを意味します。
「もっと若くなければ」
「もう遅いかもしれない」
と自分を責めることは、知らず知らずのうちに心を傷つけてしまうのです。
ヨガでは、美しさは『若さ』ではなく、
『深み』と『透明度』に宿ると説きます。
その透明度とは、心や意識の純度ともつながり、内側から輝く光のようなものです。そして、その純度や調和が、仕事や人生の成功にも影響を与えると考えられています。

外側の成果だけにとらわれず、内なる輝きを育むことが、真の豊かさにつながると言われます。たとえ体が変化しても、「もう若くない」なんて言葉で、自分に刃を向ける必要はありません。「もう遅い」と自分に告げる代わりに、その言葉をそっと手放して、「私はたくさんの経験をして人生に深みを持たせてきた。」と自分を認める言葉をかけてあげると、内なる輝きをもたらします。
年齢を重ねるとは、「ありのままの自分を愛する知恵」を育てていくことでもあります。移ろいやすい季節の中で、自分に対するまなざしだけは、静かであたたかく、梅雨の雨音のようにやさしく、今日の自分にそっと寄り添ってみてくださいね。