心がほっとする、自分だけの聖域を作る3つのステップ
あなたらしく輝くためのkimi ヨガメソッド

200万DLを突破した大ヒットアプリ「寝たまんまヨガ」発案者。養成コース開発、ディレクション、指導者として活躍。著書に「いちばんよくわかるYOGAポーズ全集」他多数。
人に合わせすぎて疲れてしまったり、断れなくて無理をしてしまうこと。そんな経験は、きっと誰にでもあるはずです。
けれどそれは、知らず知らずのうちに「自分に小さな暴力」をふるっているようなもの。ヨガ哲学には「非暴力」という教えがあります。
これは単に他人を傷つけないという意味にとどまらず、自分自身を愛し大切にすること、自分を守ることまで含んでいるのです。心の平和を育てるためには、まず自分に優しくあることが欠かせません。

心理学でいう「バウンダリー(境界線)」は、相手との間に引く健やかな線。人を遠ざけるためではなく、安心して関わり続けるために必要な【心の免疫力】です。家庭や職場、子育てや介護など、役割が重なりやすいミドル世代にとって、この境界線を持つことは、暮らしを支える大切な力になります。
今日からすぐできる、心がほっとする3つの習慣
1)夜はスマホを閉じて「ここからは私の時間」と宣言する
たった一言で、日常に小さな区切りが生まれます。情報から距離をとるだけで心が深呼吸できるのです。

2)疲れるSNSはあえて見ない勇気を持つ
情報の取捨選択は、自分を守るやさしい境界線。比べることから解放されると、心がぐっと軽くなります。

3)椅子に腰かけ、自分のまわりに光の円をイメージする
背もたれに軽くあずけ、足の裏を床に感じながら「ここが私のスペース」と意識しましょう。自分のまわりにやわらかな光の円を描き、その中を安心できる空間として感じてみてください。

大切な相手に優しさを向けることと同じくらい、自分を守ることも大切です。しなやかな境界線を持つことで、人との関わりはより温かく、安心できるものへと変わっていきます。
あなたにとっての「自分だけの聖域」は、どんな形でしょうか?その答えを探す時間こそが、心をやさしく守る第一歩になるのです。