風薫る五月、こころとからだの調律を

風薫る五月、こころとからだの調律を

あなたらしく輝くためのkimi ヨガメソッド

kimi 先生
200万DLを突破した大ヒットアプリ「寝たまんまヨガ」発案者。養成コース開発、ディレクション、指導者として活躍。著書に「いちばんよくわかるYOGAポーズ全集」他多数。

こんにちは!キミです。

新緑がまぶしく、空気に初夏の香りが混じり始める五月。
けれどその内側では、朝晩の寒暖差や生活の変化に、からだは密かに揺らいでいます。特にこの時期は、自律神経が影響を受けやすく、なんとなく落ち着かない、疲れが抜けにくい、そんな声もよく聞こえてきます。

だからこそ、いま深めたいのが「呼吸」です。

呼吸は、自律神経と密接に結びつくシンプルで力強いツール。そしてその呼吸がのびやかに広がるためには、肋骨まわりや胸郭をやわらかく保ち、横隔膜 などの呼吸に必要な筋肉『呼吸筋』が自由に動ける『スペース』が必要です。

今回は、胸の呼吸を深めるためのヨガポーズをご紹介します。呼吸がだんだん深まって、広がるたびに、からだの内側にもやさしい風が通り抜けていくような、そんな感覚を味わってみましょう。

体側を伸ばすポーズ

①椅子に座ります。

②右手を椅子の座面において、左腕を上に伸ばします。

③息を大きく吸って、吐きながら上半身全体を右側に倒します。ここで吸って・吐いてを1つに数えて、5~10呼吸行います。その際、積極的に左の体側を広げるように呼吸を深めます。

④息を吸いながら上半身を戻し、吐きながら左腕を下ろします。

⑤片側を終えたら一旦瞼を閉じて、左右の体側の伸びの違いを感じます。

⑥反対側も同じように行います。

呼吸が深まると、こころにも風が通っていきます。

忙しさのなかでも、ほんの数分、胸にそっと意識を向けてみるだけで、世界の色が少しやさしく見えてくることがあります。この季節を、呼吸とともに、やわらかに過ごしていただけたら幸いです。

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