1日のスタートは夜だった、という発見

1日のスタートは夜だった、という発見

夜に仕込んでおくと、翌日がうまく回る

「よくモーニングルーティンの話題を聞きますが、私の場合はナイトルーティンがあってこそだと、気がつきました」と近京子さん。
夜の内に疲れを取って、血行をよくしておけば、翌日まで引きずらず、いいスタートを切れるとか。
「朝から始めたのでは遅いというか、まだ蓄積しているものが残っているから、前夜の内に取り除いておく、そんなイメージです。」

入浴前は“逆さブラッシング”

「こだわっているつもりはないけれど…」と語る近さんですが、お話を聞くと、参考になるヘアケアのヒントが盛りだくさん。
まずは、毎晩のシャンプーの考え方。
髪を洗うというと、シャンプーをつけて、泡立てて…の、プロセスを思い浮かべますが、近さんの場合は入浴前から始まっています。

「ブラッシングの向きが決め手。色々な方向からとかします。」

お風呂に入る前に、髪全体、頭皮全体をブラッシング。汚れを浮き上がらせ、頭皮の血行を促進してから、入浴しているそう。
「まずは毛先をといてから、地肌をマッサージするようにブラッシング。日中の髪は上から下の向きに生え際のクセがつきますよね。いつも同じ分け目ならなおさら。そこで行うのが、真っ黒な美髪に定評のあるアンミカさんが実践されていた“逆さブラッシング”。うなじの方から頭頂部に向けてブラッシングすると、頭のツボの刺激になって気持ちがいいんです。血行がよくなり、自律神経が整ったり、目の疲れが取れたり、顔がスッキリしたりする効果もあるそうですよ。」

逆毛はキューティクルを傷ませてしまいますが、根元から毛先へブラシを動かすように、キューティクルの向きに逆らわなければ大丈夫。この日、近さんを担当したヘアメイクさんによると、「どおりで、頭皮が柔らかいんですね!」とのこと。
健やかな頭皮環境に一役買っていました。
「クッション性のある、マッサージ向きのブラシを使うのもポイント」とのことです。

予洗いはどんぐりころころ3回、コーム使いを習慣に

いざ、バスルームで髪を洗うときは、シャンプーをつける前にお湯だけで予洗い。あらかじめ汚れを落としておくことで、シャンプーの泡立ちがよくなり、髪や頭皮への負担を減らすことが叶います。
「予洗い時間の目安は1〜3分といわれますが、なんとなくやっていると長く感じて、段々と早めに終わらせてしまう傾向が。そこで私は童謡の『どんぐりころころ』を3回、頭の中で歌いながらシャワーすることにしています。これが、ちょっと楽しいタイムキーパーに。難しくないので続きます。」

濡れた髪用ブラシやコームも、お風呂の中でのヘアケアに欠かせないアイテム

よく泡立ててシャンプーをした後は、補修成分のヘマチンが高濃度で配合されたエポプレミアムヘマチンをシュシュッと塗布。
「髪の毛1本1本をしっかり補修して欲しいから、ブラシやコームでとかします。その上から、トリートメントやコンディショナーをつけた後も同様に、とかすことで髪全体に行き渡らせます。」
お風呂から上がってドライヤーをかける前にも、コームで髪をとかして、髪がからまらないようにしておくそう。キューティクルが開いた状態の濡れ髪はデリケートなので、あくまで優しく、毛先から。髪の長い方は特に、毛流れを整えておくことで、ドライヤーの風が均一に当たり、熱ダメージが軽減できたり、ドライヤー時間の短縮につながったりする効果が期待できます。

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