落ち込んだ時に、ポジティブな気持ちを引き出すヒント

落ち込んだ時に、ポジティブな気持ちを引き出すヒント

あなたらしく輝くためのkimi ヨガメソッド

kimi 先生
200万DLを突破した大ヒットアプリ「寝たまんまヨガ」発案者。養成コース開発、ディレクション、指導者として活躍。著書に「いちばんよくわかるYOGAポーズ全集」他多数。

こんにちは!キミです。
みなさまの気持ちは、ポジティブ、ネガティブ、どちらが多く感じることが多いですか?

統計的に言われているのは、喜びの感情の持続時間は35時間、感謝は5時間、比べて悲しみは120時間、憎しみは60時間といわれます。つまり、ネガティブな感情は、ポジティブな感情に比べて持続時間が長いのです。同じパートナーに対して感謝の気持ちを感じたとしても、気分を害するようなことをされれば、憎しみや悲しみの時間の方が多いので、関係性が悪化することは簡単なのです。

私たちの気持ちは、ポジティブとネガティブが繰り返されながら変化していますが、年齢を重ねていくと、どちらかというと、体調の変化など、不調を感じる要因が増えて、ネガティブな気持ちになりがちです。

そんな気持ちの変化を「どのようにポジティブな気持ちに持っていったらよいのか?」をヨガ哲学から考えます。

ヨガ哲学の持つ世界観の中には、「人生はそもそも相対的である。」という考え方があります。つまり、どんなに幸せに見える人でも、ポジティブな気持ちとネガティブな気持ちの両方を体験しているということです。そんな状況を踏まえて、「ネガティブな気持ちが生じた時は、ポジティブな気持ちを想いおこしましょう。」という考え方があります。

でも、実際には、ネガティブな気持ちの時には、その感情のパワーが強くて、ポジティブな気持ちを思い起こすのは難しいものです。そこで、おススメするのは、ポジティブな気持ちになった時、具体的には体調がいい時、気分がいい時、それをノートに書いておくのです。

もちろんネガティブな事もポジティブな事と同じように書いてけっこうですが、大事なのは、ポジティブな状態があったという事実を書いておくことです。ノートは書くときだけでなく、過去の状態をしばしば見返すものです。その時に、「ああ‥。あの時はけっこうイケていたんだな。」という認識をすることで、ネガティブな状態とポジティブな状態が繰り返されるのが人生なのだなと俯瞰して自分を見つめることができます。

ポジティブな気持ちになった時には、ノートいっぱいにその気持ちを表現しておいて、ネガティブな時に見返した時、ふと冷静になれるようにしておくことも、セルフマネージメントでおススメです。

ネガティブとポジティブ、どちらも永遠ではなく、変化する感覚なので、客観的になるヒントになれば幸いです。

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