インド・アーユルヴェーダのデトックス~キミのパンチャカルマ体験~
こんにちは!キミです。
今年の8月、インドの病院で、5回目のアーユルヴェーダのデトックスを体験しました。
ちなみに、日本ではエステのイメージがありますが、インドでは、アーユルヴェーダはエステではなく、自然医療として、様々な病気を治癒するのに貢献している医学です。
パンチャ・カルマと呼ばれる、アーユルヴェーダの心身デトックスは「パンチャ=5」「カルマ=行為」という意味で、体内に蓄積された老廃物や毒素を深いレベルから浄化します。
インド5000年の歴史の伝統医学には、ファスティングとは違ったデトックス作用があり、病気の治癒と予防、若返りを含んでいます。
パンチャ・カルマでは、何をして、どうなったかを今回はご紹介しますね。
基本的に、この治療は最低2週間の入院が必要です。最低2週間、長くて4週間です。
ドクターカウンセリングを受けて治療方針を固めたら毎日、オイルによるマッサージを受けながら投薬を行います。
オイルも含めた投薬に使われる薬はすべて、植物や鉱物など、自然界からの恵みです。
わたしの場合は、今回は喘息の症状も出ていたので、1日9回の投薬に1回のマッサージ、3回のドクターカウンセリングというスケジュールでした。
食事は1日3回に加えて、朝と夕方には、お茶の時間もあります。掃除も含めて、毎日何度もひっきりなしに、ドアをたたく音がして、入院生活は意外にも多忙です。
毎日楽しみなのは、体質に合わせたオイルによるマッサージです。基本的には、女性の患者には女性のセラピストが2名、男性の患者には、男性のセラピストが2名ついて、体を左右から同時にマッサージします。
マッサージ後は、30分ほど、仰向けになって休息しますが、寝てはいけないのが難しいところです。
あとは、ゆったりと好きに過ごします。10日くらいそれを続けているうちに、日に日に、体内の深い部分にたまった老廃物や毒素が表に現れてきます。
ドクターカウンセリングをしながら、いまだ!というタイミングで解毒をします。
天然のハーブをせんじたオイルなどの下剤もしくは浣腸と、オイルマッサージによって、腸に運ばれた老廃物と毒素を排泄という形で排出するのです。
1回で終わる時もあれば、それを何度もくりかえすこともあります。下剤や浣腸というのを知ったときは驚いたのですが5回目の今となっては、それらが終わって始めて心身共にスッキリできたと感じます。
下剤や浣腸がクライマックスで、それらが終わるとマッサージも終わります。
そのあとが一番大切で、2週間マッサージを受けたら、2週間安静にします。4週間マッサージを受けたら4週間安静にします。
施術を受けた2倍の期間かけて、クライマックスの後に、徐々に体がもとに戻るまでおとなしく療養するのです。わたしが過去に患った凍結肩(肩の痛み)は、日本で通ったリハビリよりも治癒が早く、体に加えて精神状態も整ったことにとても驚きました。
心身ともに回復し、整うのがアーユルヴェーダの良いところです。わたしは自分の瞑想を深めるためにもこの施術を受けているのですが、瞑想が深まったことは言うまでもありません。ファスティングも心と体を整えますが、水分を使います。アーユルヴェーダのデトックスは、油分を使って整えます。水分で落ちきれない体の汚れはアーユルヴェーダできれいにすることができ、心身の深いところからバランスが取れるのではないかと思います。
今回は、インドの伝統的なデトックス方法のご紹介でした。
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