舌位改善と呼吸効率UP 〜口腔姿勢ヨガ〜
あなたらしく輝くためのkimi ヨガメソッド

200万DLを突破した大ヒットアプリ「寝たまんまヨガ」発案者。養成コース開発、ディレクション、指導者として活躍。著書に「いちばんよくわかるYOGAポーズ全集」他多数。
こんにちは!キミです。
新しい年の始まりは、気持ちを整えようとする一方で、どこか呼吸が浅くなりやすい時期でもあります。寒さで肩がすくみ、無意識のうちに口呼吸が増えている方も多いかもしれません。
実はその呼吸の浅さ、
「舌の位置」が関係していることをご存じでしょうか。
舌は、食べる・話すためだけの器官ではありません。ヨガでは、舌の位置を変えることで気の流れを整え、体調や意識の状態に働きかける方法も伝えられています。
舌は脳と直結している
脳の感覚野・運動野を示す「脳マップ」を見ると、舌や口のまわりは非常に大きな面積を占めています。それだけ、舌は脳と密接につながる感覚器官なのです。舌の緊張は、知らないうちに思考の緊張にもつながります。逆に、舌がゆるむと、脳には「安心していい」という信号が届きやすくなります。
寝たまんまヨガの中でも、リラックスを深めるために「舌を口の中で静かに休ませる」というガイドが用いられます。舌がゆるむと、意識は自然に外側から内側へと沈み、呼吸も静かに整っていくのです。

口腔姿勢が整うと、呼吸が変わる
舌の位置を整えると、自然と鼻呼吸が戻り、呼吸は静かで深いものになります。すると、
・首や肩の緊張が抜ける
・思考のスピードがゆるむ
・自律神経が穏やかに整う
といった変化が起こりやすくなります。これは特別なトレーニングではなく、「本来の位置に戻る」だけのこと。ヨガ的には、舌が本来の場所に戻ることで気の流れが整うと考えます。

日常でできる口腔姿勢ヨガ
・唇をふんわりと開き、奥歯の間に少し隙間をつくる
・舌を上あごにふんわりと添える
・唇をそっと閉じる
それだけで、呼吸は喉を通り、胸に、そしてお腹へと自然に降りていきます。忙しいときほど、「ちゃんと呼吸しよう」と頑張るより、舌の位置を思い出すほうが効果的なこともあります。
舌を上あごに戻すという小さな行為は、「私は今、力を抜いていい」と自分に伝える静かなサインです。舌の真ん中にそっと意識を置くことで、集中力も自然に育まれていきます。
新年にこそ、静かな土台づくりを
1月は、新しいことを始める季節。
同時に、一年を支える土台を整える季節でもあります。
・舌位を整え、呼吸を深め、
・舌の真ん中に意識を戻すことで、
・静かな集中と安定を取り戻す。
派手ではありませんが、一年を通して心身を支えてくれる、確かなセルフケアです。さっそく、呼吸の中で舌の位置を思い出してみてください。その小さな調整が、この一年を、より穏やかで澄んだものへと導いてくれるはずです。