春のだるさを整える、アーユルヴェーダの食習慣
あなたらしく輝くためのkimi ヨガメソッド

200万DLを突破した大ヒットアプリ「寝たまんまヨガ」発案者。養成コース開発、ディレクション、指導者として活躍。著書に「いちばんよくわかるYOGAポーズ全集」他多数。
こんにちは!キミです。
春になると、体が重だるく感じたり、鼻づまりやくしゃみなどの花粉症の症状が出やすくなります。気候がやわらぎ自然は動き出す季節ですが、私たちの体はまだ冬の名残を抱えています。
アーユルヴェーダでは、春は「カファ(水と土のエネルギー)」が増えやすい季節だと考えます。カファは体を潤し安定させる大切な働きを持つ一方、過剰になると体が重く感じたり、粘液が増えて鼻づまりや花粉症の症状が出やすくなります。冬の間に蓄えられたものが、春の暖かさによってゆるみ、体の中で動き出すためです。

そのため春は、体を軽くし巡りを整える食生活が勧められます。油っぽい料理や甘いもの、乳製品はカファを増やしやすいため、この時期は少し控えめに。代わりに体を温め消化を助けるスパイスを取り入れてみましょう。しょうが、黒こしょう、ターメリック、クミンなどは体の巡りを促し、余分な粘液を減らす助けになるとされています。
インドのカレーにはこうしたスパイスが絶妙なバランスで使われているため、スパイスの使い方が難しいと感じるときはカレーを食事に取り入れるのもおすすめです。

朝に白湯を飲む習慣も、春の体を整えるシンプルな方法です。ぬるめのお湯をゆっくり飲むことで消化の火がやさしく目覚め、体の巡りが整いやすくなります。温かいスープやハーブティーを取り入れることも、春の重だるさを軽くする助けになります。
もうひとつ、アーユルヴェーダで大切にされている朝の習慣が「舌磨き」です。朝起きたとき舌の表面に白い苔のようなものがついていることがあります。これはアーユルヴェーダでは「アーマ」と呼ばれる老廃物が排出されているサインと考えられています。舌クリーナー(タンスクレーパー)などでやさしく取り除くことで、口の中を清潔に保つだけでなく体の浄化を助けるとされています。
アーユルヴェーダにおいて舌は繊細な組織です。歯ブラシでケアするのは勧められません。金属でできたU字の形の物を選ぶと良いです。
舌磨きをするときは道具の素材選びも大切です。舌クリーナーには銅やステンレス、金などさまざまな素材がありますが、微量であっても体に触れるものだからこそ品質の良いものを選ぶことがすすめられます。銅は抗菌作用があると言われ、アーユルヴェーダでも伝統的に使われてきた素材です。ステンレスは扱いやすく清潔に保ちやすい利点があります。そして金は錆びにくく安定した性質を持ち、身体にやさしい金属として古くから重宝されてきました。

花粉症や春のだるさは、体が季節の変化に適応しようとしているサインでもあります。症状を抑えることだけに目を向けるのではなく、食事や習慣を少し整えることで、体は本来のバランスを取り戻していきます。
春は、体も心も動き始める季節。
食生活と小さな習慣を整えながら、軽やかな呼吸で春を迎えてみてはいかがでしょうか。