休む勇気 〜自分のリズムを尊重する〜
あなたらしく輝くためのkimi ヨガメソッド

200万DLを突破した大ヒットアプリ「寝たまんまヨガ」発案者。養成コース開発、ディレクション、指導者として活躍。著書に「いちばんよくわかるYOGAポーズ全集」他多数。
こんにちは!キミです。
夏が深まる7月。
日差しは強くなり、気温も湿度も高まる季節です。
体は想像以上にエネルギーを使っているにもかかわらず、私たちはつい「まだ頑張れる」と自分を励まし続けてしまいます。周りを見ると元気に活動している人が目につき、
「私ももっと動かなければ」
「休んではいけない」
そんな気持ちになることはありませんか?
ヨガでは、無理に前へ進み続けることだけが成長ではないと考えます。
呼吸を思い浮かべてみてください。
息は吸うだけでは成り立ちません。
吐く時間があるからこそ、次の呼吸が自然に入ってきます。
人生も同じです。
行動する時期があれば、休む時期もある。
頑張る時間があれば、力を抜く時間も必要です。

特に更年期やミッドライフは、これまでと同じペースでは進めなくなる時期でもあります。若い頃のように無理がきかなくなったのではなく、体が新しいリズムを教えてくれているのです。
ヨガ哲学では、自分の本質や自然な在り方から離れるほど苦しみが生まれると考えます。例えば、疲れているのに頑張ってしまう。眠いのにSNSなどをつい見て休むことを後回しにする。助けが必要なのに一人で抱え込む。
そんな積み重ねは、自分自身とのつながりを少しずつ遠ざけてしまいます。また、ヨガの実践では「気づくこと」が何より大切にされます。
無理をしている自分に気づくこと。
疲れている自分を認めること。
それは弱さではなく、自分を理解するための大切な智慧です。
だからこそ必要なのが、「休む勇気」。
今日は早く寝る。
予定を一つ減らす。
何もしない時間を作る。
それは怠けることではありません。
自分の声を尊重するという、とても前向きな選択です。

ヨガの時間に目を閉じると、体はいつも正直にサインを送ってくれています。呼吸の深さや肩の力み、心のざわつき…。それらに気づいたら、
「今の私は何を必要としているだろう」
その問いを持つこと自体が、自分を大切にするヨガの実践です。夏の自然にも、昼と夜があり、満ちる時と静まる時があります。太陽の輝きと夜の静かな闇。行動と休息。私たちもまた自然の一部です。だからこそ、自然のリズムに逆らうのではなく、自分自身のリズムにも敬意を払ってみましょう。
休むことを恐れず、自分のリズムを尊重しながら過ごしてみてください。ゆっくり休んだ後の一歩は、頑張り続けた十歩よりも、ずっと軽やかかもしれません。
休むこともまた、人生を前に進める大切な一歩です。