罪悪感のない夜時間。発酵や乾物で整えるギルトフリーおつまみ

罪悪感のない夜時間。発酵や乾物で整えるギルトフリーおつまみ

料理家、谷尻直子さんのコラム&レシピ

谷尻直子 Tanijiri Naoko
東京都渋谷区で予約制レストラン「HITOTEMA」を主宰。ファッションのスタイリストを経て、料理家に転身。「現代版のおふくろ料理」をコンセプトに、ベジタリアンだった経験や、8人家族のなかで育った経験を生かし、お酒に合いつつもカラダが重くならないコース料理を提案している。

夜、ほっと一息つく時間。
寒くて家に居たいな、という日、心に溜まった懲りを、お酒とともにゆるめたくなることもあります。

そんなとき、何かつまみたいなと思うけれど、翌朝の身体の重さや、肌の調子が少し気になったりもする。そんな夜に頼りたいのが、「食べながら整える」軽やかな手づくりおつまみです。

旨みや香りで満足感をつくると、不思議と量は欲しくなくなり、「少しで充分」がスタンダードになっていきます。今日は、私がよくつくる定番を中心に、5分~10分で整う小皿を3つご紹介させてください。

わかめのペペロンチーノ

味噌汁や酢の物の定番であるわかめも、にんにくと赤唐辛子をオリーブオイルでさっと火を通し、塩を挽くだけで、ぐっと表情が変わります。

海藻のミネラル感と、オイルのコク。
ほんのりした辛味と香りが重なり、
あとを引くのに軽やか。

「もう少し食べたい」と思うくらいで止まれる、ギルトフリーなおつまみです。

梅こんにゃく

こんにゃくは2~3cm角に切り、軽く下茹で。油をひいたフライパンで水分を飛ばすように炒め、砂糖、みりん、醤油の順に入れて照りを出します。最後に叩いた梅干しを絡めて完成。

表面に1~2mmほどの隠し包丁を入れておくと、味の入りがぐっと良くなりますが、時間がなければそのままでも大丈夫。

砂糖を最初に入れると味がぼやけにくく、全体がまとまりやすくなるのも、すき焼きからヒントを得た小さなコツです。

梅の酸味、みりんのふくよかな甘み、そして、こんにゃくの歯触り。一粒一粒をしみじみ味わいたくなる一皿です。

レシピ(目安)
・こんにゃく 1袋
・梅干し 2個(白干しがおすすめ)
・砂糖 大さじ 1.5~2
・醤油 大さじ 1.5
・本みりん 大さじ1

おからのポテサラ風

スーパーのお豆腐コーナーに並ぶ「おから」。どこか昔ながらの印象がありますが、実はとても便利な食材です。市販のおからは加熱済みなので、基本的にそのまま生でいただけます。火を使わずに一品できるのも、夜にはうれしいところです。

ボウルにおからを入れ、マヨネーズ、プレーンヨーグルト、塩麹を混ぜるだけ。味を見ながら、クリーミーさはヨーグルト、塩味は塩麹で整えていきます。蒸す、剥く、潰すという工程がないのに、満足感はしっかり。食物繊維も豊富で、身体も軽やかです。

少し華やかにしたい日は、5mm角に切ったパプリカを塩でしんなりさせ、オリーブオイルを少したらして上にのせるだけで、ぐっとよそ行きの一皿に。

レシピ(目安)
・おから 100g
・塩麹 大さじ1+小さじ1
・マヨネーズ 大さじ1
・プレーンヨーグルト 大さじ1強

カロリーを気にせず楽しめる、疲れた日にもやさしい3つの小皿。

毎日、お掃除や洗濯、人とのやり取りや学び、そして仕事。たくさんのことをこなす日常の中で、ひとてまだけをかけたおつまみを、自分への小さなプレゼントにできたら。

日々の自分が抱えた重さを、自分の手で軽く出来る工夫です。

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